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戸塚区・泉区 教育

公開日:2025.08.26

国際平和活動に取り組む小中学生を「ピースメッセンジャー」に
横浜市が委嘱

  • 子ども実行委員を委嘱された児童・生徒が山中市長と記念撮影

 横浜市が行う「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」の本選に出場した小中学生に「よこはま子どもピースメッセンジャー」と「子ども実行委員」を委嘱するセレモニーが8月25日に市役所で行われた。今後、ピースメッセンジャーはニューヨークの国連本部を訪問するなどし、実行委員は募金の呼びかけを行う予定で、国際平和活動に参画する。

 市は毎年、国際平和のために自分にできることを小中学生に発信してもらうスピーチコンテストを開催している。今年は約4万8千人が参加。区ごとに審査を行い、代表者38人が7月22、23日の本選に出場した。そこで市長賞に選ばれた小学生2人、中学生2人の計4人を「ピースメッセンジャー」に、参加した38人をよこはま国際平和プログラム「子ども実行委員」として委嘱した。

「小さな一歩が大きな飛躍に」

 委嘱式では、山中竹春市長から子どもたちに委嘱状が手渡された後、懇談の場が設けられ、ピースメッセンジャーの4人がそれぞれ抱負を述べた。上飯田中=泉区=のリムケイクンさんは「自分の思いや考えを安心して伝えられる場を作りたい」、田奈中=緑区=の篠浦智香さんは英語を交えながら「一人の小さな一歩が大きな飛躍につながる」、本牧南小=中区=の小林空神(くうが)さんは「SDGsに興味を持ち、平和につながる活動をしたいと思った」、宮谷小=西区=の大丸優衣さんは昨年、長崎から転校してきたことを紹介した上で「自分たちが被爆者から直接話を聞ける最後の世代」と話し、平和な世界の実現へ語り継いでいきたいと述べた。

 子どもたちの話を聞いた山中市長は、自身が30歳の時に米国の研究所で働き、そこで多様性の重要さを認識した経験を話し、「皆さんが議論し、率先して行動しながら、熱意を持って発信を続けてほしい」と期待感を示した。最後に「誰もがいきいきと暮らせる社会を作っていきましょう」と呼びかけ、市が子どもとともに国際平和に取り組んでいくとした。

 委嘱式の後には初の実行委員会が開かれ、平和へ向けた「よこはま子どもピースメッセージ」を作成するなどした。

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