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戸塚区・泉区 社会

公開日:2025.10.23

東戸塚地区連合町内会
新旧住民が交流深める町
大山 日出信 会長

  • 川上町の思い出を語る大山会長

 2年前に東戸塚地区連合町内会会長となった大山日出信さん(74)。生まれてから今まで戸塚区川上町で暮らし、東戸塚の発展を目の前で見守り続けてきた。

 「小さな頃は周りがほとんど田んぼか畑で。うちをはじめ、みんな農家でしたね。周囲に森もあったりして夜は怖かったです」と振り返る。

 当時通った川上小学校は現在の山崎製パン横浜第一工場前にあったといい、砂利道の上を1時間かけて通学。近所に他の小学校がなかったため、1クラス40人、6クラスの大所帯のなか学んだ。遊び場は収穫を終え、水を抜いた冬の田んぼ。「野球にちょうど良い広さだった」という。

 区外の高校に進学し、電車通学となった時は戸塚駅から乗車。「そこまでバスで行かなければならず、相当時間がかかった」と振り返る。就職後は茅ヶ崎まで車で通ったという。

若い世代も一緒に

 東戸塚駅が開業したのは29歳の時。「街の変化とともに、たくさんの新しい方が地域に入ってきました。これから、どんどんぎやかになっていく希望がありましたね」

 定年後の65歳から川上町内会に入会。現在では連合と同会会長を兼務する。1年を通じて運動会や夏祭りなどさまざまな行事を開催する同連合は「昔から住む人と新しく引っ越してきた人が交流できるように」との思いで活動しているという。

 一方で近年は、地域活動の高齢化という課題もある。そのため若い世代にも地域活動に参加してもらえたらと、川上町にある熊野神社の「子ども神輿」の復活も計画している。「幅広い世代が地域行事などに参加してもらえたら」と話した。

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