戸塚区・泉区 教育
公開日:2025.11.06
泉区・横浜修悠館高校
生徒が「校内カフェ」を開設
癒しと交流の場に
「校内の一角にみんなが気軽に交流できるカフェをつくれたら」――。泉区の県立横浜修悠館高校(通信制)で、生徒が企画・運営する「校内カフェ」が盛況だ。運営メンバーの深沢明里さん(17)は「通信制でも友達をつくりたい人は多いはず。カフェが新たな出会いのきっかけになれば」と話す。
同カフェは毎月3・4回、放課後の午後2時から4時まで開かれている。コーヒーやお菓子が置かれたカフェスペースを生徒は無料で利用でき、ソファが置かれた歓談を楽しむブースと勉強などひとりで利用するブースに分かれている。
また同校に導入されている小型のAIロボット「ラボット」との交流を楽しめることもあり、利用する生徒は「カフェで一緒にラボットを可愛がるうちに、交流する友達が増えた」と話す。
「色々な人に居場所を」
この取り組みのきっかけは昨年、「校内で空間デザインをやりたい」という生徒の声があり、同校の高取夏希教諭が協力。7人のメンバーが参加し、相談を重ね「校内カフェ」が実現した。メンバーは「色々な人の居場所をつくる」をコンセプトに、カウンターや壁の塗装など、手作りで空間をつくりあげた。
店名の「Hanataba cafe」は、集まる生徒を色々な花に見立てるだけでなく「anata(あなた)」のためのカフェという思いも込めている。
校内交流の場にも
「校内カフェ」の運営は同校内で初の試み。そのため教職員や生徒会など、校内の関係各所と相談しながら準備を進めたという。「部活でもない新たな組織だったので、どう動けばいいのか戸惑った部分はありました」と深沢さん。そんな中、準備を進める姿を見た学校関係者から「背中を押してもらいました」と振り返る。
現在は約10人で活動。今年から活動に参加し始めたメンバーの一人は「ポスターを見て、自分の手で空間をつくれるのが面白そうだった」と話す。現在カフェスペースには、写真部とのコラボで作品を展示しており「今後はそうした団体との交流の場としてもカフェを活用したい」と深沢さんは笑った。
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