女子棒高跳びの神奈川県高校記録を7年ぶりに更新した 塩田 日海(ひうみ)さん 金井高校3年 17歳
国体目指し、更なる高みへ
○…金井高校陸上部で、棒高跳びの選手として活躍する。三ツ沢公園陸上競技場で4月9日に行われた神奈川県陸上記録会では3m55cmを記録。これまでの県高校記録を4cm上回り、7年ぶりに記録を塗り替えた。「新記録を出せたのは良かったけど、今回は3m60cmを目標にしていたので納得はしていない」。新記録樹立にも満足はせず、さらに上を見据えている。
○…公田町出身。公田小学校、桂台中学校を経て金井高校へ進んだ。入学当初は剣道部やハンドボール部などを見学して迷っていたが、陸上部顧問から誘いを受けて陸上部へ入部。「走るのは好きだったけど、まさか棒高跳びをやるとは」と、中学時代に器械体操をやっていた経験などを見込まれて未知の世界に挑戦した。「初めは走りたい気持ちもあった」というが、徐々にのめり込んでいき1年時に3m、2年時には3m40cmと着実に記録を伸ばし、3年で迎えた最初の大会で県高校記録を更新する幸先良いスタートを切った。
○…とにかく体を動かすことが好きで、授業はもちろん体育が大好き。部活が中心の毎日だが、時間が空いても「バレーボールとか、皆で体を動かしたい」と話すほど活発だ。自宅ではテレビを見ることが楽しみで「世界の果てまでイッテQ!」はお気に入り番組の1つ。「面白いことをやっている番組を見ると、自分も楽しい気持ちになる」とにっこり笑う。
○…高校最後の年は社会人なども含めた県記録の更新、国体への出場、全国大会での入賞が目標だ。この中でも昨年出場を逃した国体は思い入れも強く「本当は2年生の時に県高校新を出して、国体に出たかった。国体に出るためにも、次は高校総体でさらに上の自己ベストを出したい」。冬からはより高く跳べるように考え、日々練習に励んでいる。今年こそ神奈川のユニフォームを身にまとって国体へ。更なる高みを目指して挑戦は続く。