日本一を狙いテニス漬け

　○…アマチュア女子テニス大会最高峰といわれる「ソニー生命カップ全国レディーステニス大会」に神奈川県代表選手として出場する。同大会は１９７９年から開催、女性の健康増進と市民スポーツとしての発展を目的にし、また25歳以上の女性が仕事や家庭を離れた場で活躍する機会を担っている。全国47都道府県で行われた予選のトップ３組が11月９日、アマチュア女子テニス日本一をかけて東京都の昭和の森テニスセンターで戦う。

　○…テニスを始めたのは中学校の軟式テニス部の入部がきっかけ。高校時代から硬式に移行し短大時代も部活動に励み現在は大船にあるセサミスポーツクラブでインストラクターを務める。「とにかくテニスが好き。これはテニスに打ち込める環境を整えてくれた高校時代の部活顧問のおかげだと思います」と話す。

　○…新潟県魚沼市出身。「全校児童50人とかの小さな小学校で過ごしたんですよ」と故郷に思いをはせる。両親ともにスポーツに打ち込む家庭だったため、子どもの頃から体を動かすことが好き。「足も速い方だったと思う」と笑い、運動ができる職に早く就きたいと高校最後の夏には進路を定め、念願の職について今年で12年目を迎える。

　○…「テニスを楽しんで伝えられるインストラクターでいたいですね。お客様に楽しかった！やヒントがもらえたとの声を頂くと嬉しいです」と個々の目指しているところに合わせ、無理のないフォーム指導とメリハリを利かせたレッスンにファンも多く、３度目の出場となる同大会では過去に会場まで応援にきてくれた生徒さんもいる。

　○…「ベストを尽くし狙うは優勝」と意気込みを語る。仕事で培ったネット際のボールさばきとペアリングの良さを武器に大会に挑む。貴重な休日も練習や他の試合に出場しテニス漬けの日々。「今はテニスのことばかり」と苦笑するも今大会に全てをかけて挑む。