「栄区青少年読書推進フォーラム」が、2月21日に栄区民文化センターリリスで開催された。
中高生を主な対象に、もっと読書に親しんでもらおうと企画されたイベント。2013年公開の映画「さよならドビュッシー」を題材に、原作者の小説家・中山七里さんと映画に主演したピアニスト・清塚信也さんが出演してコンサートや対談、区内の中高生によるビブリオバトルを行った。
冒頭では清塚さんが音楽の歴史や音楽家について解説を交えながら、ピアノの演奏を披露して観客を魅了。自身にとってのピアノを引き合いに「勉強以外でも何か自分を表現することを見つけてほしい」と中高生にメッセージを送った。
続くビブリオバトルには飯島中学校、山手学院中学・高等学校、金井高校から5人の生徒が参加し、それぞれがおすすめの本を紹介した。発表後には参加者の投票によって一番読みたい本「チャンプ本」を決定。「チャンプ本」には金井高校の小熊鈴穂さんによる『ガソリン生活』(伊坂幸太郎著/朝日新聞出版)が選ばれた。最後には中山さんと清塚さんの対談を実施し、読書や音楽の魅力などについて話した。
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