スポーツ教室事業を行う「株式会社BSC」(南区)が運営する「バディーサッカークラブ」(南雲伸幸監督)が「第43回全日本U─12サッカー選手権」で12月29日、9年ぶり2度目の優勝を手にした。県勢の優勝は42回大会の川崎フロンターレに続き2年連続。南雲監督は「試合に出たメンバーだけでなくベンチ外の選手も大きな声援を送るなど、全員が一つになり勝ち取った優勝。よく頑張ってくれた」と選手を称える。
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鹿児島県で開かれた同大会には、神奈川からバディーSCと横浜F・マリノスが出場。バディーSCは6年生16人で挑んだ。各地方大会を勝ち上がった計48チームが、4チーム総当たりのグループリーグとその上位2チームが進出するトーナメントで競った。
同チームは予選を3戦全勝、16得点無失点という危なげない試合運びで決勝トーナメントへ。トーナメントでは、PK戦にもつれるなどの接戦をものにして決勝まで勝ち進んだ。
チームをけん引した白井誠也くんは磯子区在住。チーム練習後も、自宅近くの郷戸公園でコーンドリブルや兄との1対1など練習を重ねてきた。相手の逆をつくドリブルが得意だという。
柏レイソル(千葉)との決勝戦は前半に先制点を許す苦しい展開。だが後半、ミッドフィルダーの白井くんからパスを受けた八里悠太くんのシュートで同点に。このゴールが口火となり、その後は相手ゴールを果敢に攻め逆転。追加点も許さず3─1で勝利し、全国8476チームの頂点に立った。
県準Vから下剋上
神奈川県大会で横浜F・マリノスに敗れ、県第2代表での出場だった。白井くんら6年生部員は「ずっと目標だった全国制覇を達成できて嬉しい。皆さんへの感謝の気持ちを忘れずに、これからも練習に励みたい」と話した。
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