横浜市は2020年の国勢調査について、独自集計による人口・世帯数の速報値をこのほど発表した。金沢区の人口は2015年の前回調査から3196人減の19万9033人で市内最多の減少数、磯子区は566人増の16万6795人でほぼ横ばいだった。
市内の人口は377万8318人(男性186万5940人、女性191万2378人)で前回調査から5万3474人増加。世帯数は10万7771世帯増えて175万3389世帯となり、人口とともに過去最高となった。
18区中12区で人口が増加しており、磯子区も566人増の16万6795人だった。人口が最も多かったのは港北区で35万8678人(1万4506人増)。最少の西区は10万4917人(6385人増)で、増加率(6・5%)はトップだった。
一方、市内南西部では人口減少傾向が続く。中でも金沢区は3196人減で減少数・減少率(1・6%)ともに18区中、最も大きかった。金沢区は1948年、人口約5万人で磯子区から分区。60年代から始まった埋め立てなどの宅地造成により人口は増加し、91年に初めて20万人を突破した。その後、21万人を前後していたが、07年をピークに人口減少に転じて以来、減少傾向が続いている。
磯子区の世帯数は前回調査から4327増の7万8879世帯、金沢区は2951増の8万9842世帯だった。市内の1世帯あたりの人数は2・15人で過去最少を更新した。磯子区は2・11人、金沢区は2・22人。2人未満は、中区(1・77人)、西区(1・85人)、南区(1・91人)、神奈川区(同)だった。単身世帯の増加や核家族化で、世帯の小規模化が進んでいると見られる。
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