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公開日:2025.12.18

ゲームで高齢者を元気に
磯子区役所有志ら協力

  • 画面を見ながらじゃんけんをする参加者たち

 コンピューターゲームなどを使って対戦する「ゲームスポーツ」を高齢者に楽しんでもらう取り組みが、今年度から磯子区で行われている。部署を越えて集まった区役所の有志たちが、地域ケアプラザや横浜市役所などと連携してイベントに参画。参加者たちの交流促進や介護予防への活用を目指し、イベントをきっかけに地域でのゲームスポーツの普及を目指す。

 この取り組みは、磯子区が昨年度から進める組織を横断した取り組みの一環。いくつかのテーマに対して部署を越えた職員が集まり、担当部署の業務とは別で事業を進めている。

 その中で今年度新たにテーマの一つとなったのが、「ゲームスポーツの介護予防への活用を検討する」だった。このテーマのもと、高齢・障害支援課、こども家庭支援課、保険年金課、税務課、土木事務所などの区職員7人がチームを組み、区内での活動を検討。横浜市のトライアル事業「ゲームスポーツでシニアを元気にするプロジェクト」の体験出前講座を活用し、今年10月には磯子地域ケアプラザと協力して「磯子3丁目団地わくわくフェスティバル」でゲームスポーツの体験ブースを出展していた。

地域での広がり期待

 活動の第2弾として、屏風ヶ浦地域ケアプラザと高齢者向けのコミュニティスペース「通所型支援事業所 もりもり広場」が主体となったイベントが12月3日に行われた。

 もりもり広場に7人の高齢者が集まり、区役所や市役所職員らと一緒に画面を見ながらじゃんけんや脳トレ、ボウリング、太鼓などのゲームスポーツを体験した。最初は操作に苦戦していた参加者たちも、慣れるとお互いに教え合いながらゲームに熱中。ボウリングではストライクやスペアが出ると歓声があがり、80代の参加者は「実際のボウリングみたい。慣れると楽しい」などと話していた。

 「最初は難しく感じても、やってみるとほとんどの参加者に楽しんでもらえた」と区役所担当者。次年度の実施は未定だが、「子どもも一緒に楽しめるので、多世代交流も期待できる。ぜひ地域でもゲーム機の導入などを検討して、継続してもらえたら」と話した。

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