海をテーマにした体験活動を長年にわたり行ってきた金沢小学校が、地域環境保全功労者として今年度の「環境大臣賞」を受賞した。この表彰は、多年にわたり顕著な功績があった人、団体を環境大臣が表彰するもの。今年度は市内から同校含め3団体と個人1人が選ばれた。
横浜市唯一の海水浴場である海の公園から徒歩10分弱という立地にある同校。海が身近にある環境を生かし、課外活動の場としてよく活用しているという。
2007年からは、市民団体「金沢八景-東京湾アマモ場再生会議」と連携し、海の公園のアマモの移植活動を実施している。例年11月に、同再生会議から種を譲り受けた4年生や海の森委員会が種つけ。学校の水槽で苗を育てて4月ごろ平潟湾に戻す活動を続けている。12月には児童が「アマモメッセンジャー」として国土交通省関東地方整備局(中区)を訪れ、活動報告や種子を贈呈する活動もしている。
さらに毎年5月にはマリンフェスタを開催。1年生から6年生まで海をテーマにした体験活動を行っている。海の森委員会の小野智子教諭は「近隣施設や団体との長年の連携があるのでありがたい。(児童には)環境保全に取り組む人々の思いを知り、自分ができることを主体的に考えてほしい」と話した。
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