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神歯大附属病院 帯状疱疹後神経痛で悩まない ワクチンの予防接種が有効
ピリピリ・チリチリした痛みと水ぶくれを伴う発疹が帯状に現れる「帯状疱疹」。近年、これの発症者数の増加が報告されている。発疹出現前後だけでなく、その後も続く頑固な神経痛に悩まされている人も少なくないようだ。神奈川歯科大学附属病院の村上健彦内科医師に対症法を聞いた。
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「50代以上の発症者で約2割、80歳代以降では約3割強がそうした悩みに苦しんでいる」と村上医師。場合によっては顔面神経麻痺や失明に至るケースもあるという。身体機能だけでなく抵抗力も低下する高齢者は発症予防が重要となり、「規則正しい生活と適度な運動による体力維持に加え、ワクチンの予防接種が有効となる」
子供の頃にかかった水痘が原因ウイルスである。水痘が治ってもウイルスは神経の中に潜んでおり、抵抗力が低下すると悪さをしはじめて帯状疱疹が出る。
予防のためのワクチンには弱毒生ワクチンと不活化ワクチンがあり、前者の効果持続期間は約5年、後者は約11年と長く、認知症予防にもつながるといった研究論文がある。費用は約8千〜9千円(1回)、約4万〜5万円(2回)と差がある。現時点では任意接種だが、先ごろ厚生科学審議会で帯状疱疹ワクチンの定期接種化(公費助成)の方針が示された。
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中学生タウンニュース横浜10月2日 |