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磯子区 トップニュース社会

公開日:2011.03.17

東日本大震災
磯子区でも影響
滝頭・岡村の一部で停電も、夜には復旧

  • 倒壊した、八幡神社の外柵

 3月11日に発生し、国内史上最大のマグニチュード9・0を観測した東日本大震災。磯子区内では、一部で停電となったほか、帰宅困難者約420人が磯子スポーツセンターなどの施設で一夜を明かした。



 大震災の発生を受け、区内の関係機関では対応に追われた。



 鉄道や道路交通網のマヒを受け、区では磯子スポーツセンターと根岸地域ケアプラザ、磯子公会堂を開放。帰宅困難者など約420人が、各施設で交通機関の再開を待った。



 また、杉田劇場やスポーツセンター、図書館などの施設では、翌12日を臨時休館にしたり、予定されていた公演を中止するなどで対応した。



 地震発生直後から、全国各地で発生したライフラインの停止。区内でも、岡村地区と滝頭地区の一部などで停電となったが、震災当日の午後11時ごろには復旧。水道については、主要な送水管への被害はなかったものの、数ヵ所で家庭に通じる引き込み管の漏水が発生。それらも翌日までには復旧している。



 磯子消防署によると13日現在、区内では地震による火災は発生していないが、救急では、1人が怪我を負った。



 そのほか、区内では1棟で一部損壊。また、原町の八幡橋八幡神社では、境内の石灯籠が倒れて壊れたほか、神社を囲む石の外柵がほぼ全て倒れるなどの被害を受けた。



 14日以降は、東京電力による計画停電があり、JR京浜東北線や京浜急行などは、本数を減らして運行。区役所では、機械式立体駐車場の使用を原則中止にする対応を取ったほか、杉田劇場などの区内各施設でも、停電時間や状況を見ながら、閉館時間を早めたり、臨時休館するなどの対応を行っていく。

 

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