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磯子区 スポーツトップニュース

公開日:2012.10.25

ベイスターズジュニア
区内チームから3選手
415人の選考勝ち抜く

  • (左から)横瀬君、千島君、稲玉君(球団提供写真)

 横浜DeNAベイスターズジュニアチームの2012年度選抜メンバー18人がこのほど決まり、区内から稲玉零君(根岸クラブ)と千島匡君(磯子クラブ)、横瀬辰樹君(丸山第一スターズ)が選出された。県内から小学6年生415人が参加した選考会を勝ち抜いた。

 ベイスターズジュニアチームは、「子どもたちが”プロ野球への夢”という目標をより身近に持てるように」と、(社)日本野球機構とプロ野球12球団が連携し、2005年から毎年開催している「NPB12球団ジュニアトーナメントENEOSCUP」参加チームの一つ。今年は札幌ドームで12月26日〜28日に開催され「熱勝」をスローガンに初優勝をめざす。

 チームメンバーは毎年、県内の小学6年生から選出しており、7月26日と8月9日に選考会が行われた。技術面のほか、勝利に向けた熱い気持ち、チームメートを思いやる心、野球に向かう真摯な姿勢などが選考基準となり、3人はこれをパスした。

キャプテンに就任

 4歳上の兄も以前、ベイスターズジュニアに参加していたという稲玉君。その姿を見てこのチームへの憧れをずっと抱き、チームへの参加を目標に練習を重ねてきた。今回は、チームのキャプテンという重責も担う。「みんなが声を出す、団結したチームを作っていきたい。一丸となって金メダルをとりたい」と話す。

 個人の目標としては、「内角にズバッと決まるストレートで、三振をたくさん奪いたい」と意気込む。

練習で打撃を改良

 横浜市出身で横浜DeNAベイスターズ所属の荒波翔選手が大好きという千島君。荒波選手のように、足が速く、内野安打も打てる選手になりたいという。

 チームに選ばれたことについて「素直に嬉しかった。練習や試合を通じて、バッティングを良くしていきたい」と語る。大会では、「ヒットを量産し、三振もたくさん奪いたい。イメージは、最後に外角にズバッと決まる球で、見逃し三振」と、活躍を誓う。

団結し金メダルを

 「逆シングルでの捕球や、取ってから投げるまでの速さには自信があります。守備範囲の広さと全力疾走に注目してほしい」と、自身のプレースタイルについて語る横瀬君。小学3年のときに野球を始めたときから、このチームへの参加を目標にしてきた。

 大会への意気込みについて、「チームとしても、個人としても高い目標を持って頑張りたい。チームが団結して、金メダルをとりたい」と話す。

出場選手からプロも

 スポーツ専門チャンネル「J SPORTS」で放映される同大会は、今年で8回目。過去には、横浜DeNAベイスターズの高城俊人選手や北海道日本ハムファイターズの近藤健介選手らも、少年時代に出場している。また、今年の甲子園で22奪三振の大会記録を出した桐光学園の松井裕樹投手も07年にベイスターズジュニアに選ばれている。

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