滝頭コミハが開館10周年 前身は図書館蔵書2万冊
滝頭コミュニティハウス(神津厚子館長)が5月15日で開館10周年を迎える。磯子区青少年図書館として1969年に開館し、35年にわたり子どもらに利用されていた同施設。現在は、年間40を超えるイベントや講座などが催され、大人から子どもまで気軽に利用できる施設となっている。
コミュニティハウスは、地域のサークルや団体が活動を行ったり、講座やイベントが開かれたりする場として、区内に7つ設置されている。滝頭コミュニティハウスは、磯子区青少年図書館を改装して作られた。区内のコミュニティハウスの中でこの形態をとるのは、同館が唯一となる。
青少年図書館は横浜市青少年条例に基づき、1960年代後半から「子どもの学習場所」として各区に設置された。磯子区では69年に開館して以来、子どもらを中心に利用されてきた。
市の方針でコミュニティハウスへの転換が決まった際、02年から検討委員会が設置され、聞き取りを実施。当時検討委員会に参加した寺田邦子副館長によると、「青少年図書館として利用していた多くの人から『図書館機能は残して欲しい』という意見が挙がった」と話す。地域住民の意見が取り入れられ、04年5月にコミュニティハウスとして再スタートした。
図書館時代の特徴を活かし、現在も同館には2万2000冊を超える蔵書がある。親子連れなどが気軽に立ち寄れる絵本コーナーなども設置。2階には学習室や会議室、多目的室、グループ室があり、地域で活動するサークルや団体、勉強に訪れる受験生などが利用している。
17、18日にイベント
同館では、5月17日に開館10周年記念イベント「お楽しみ体験教室」を開催する。当日はプロミスリング作りやオリジナルブレンドティー作りなど、5つの講座が行われる。
また、18日には「濱乃志隆 音楽と落語の宅配便」も開かれる。
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