喜びを胸に奉仕を

　○…会長として７月からの新年度の方針を「ロータリー活動で地域にプレゼントする」と掲げた。磯子区役所や警察署、消防署などと連携し地域に根差した奉仕活動を展開することで、地域へのプレゼントにしたいと考えている。新たな取り組みとしては、９月に開催される磯子まつりで「がん撲滅活動」を区役所、ピンクリボンかながわと連携し行う予定だ。

　○…大学を卒業後、（公財）神奈川県予防医学協会に入職。38年間、営業畑を中心に勤務。企業や個人に対して健康診断や人間ドッグを実施し健康づくりを支援してきた。禁煙や分煙対策を推進しピンクリボン活動では事務局を担う。「人間は健康が第一。そういった意味では仕事で社会貢献ができているからこそ長く続けてこられたのかな」と勤続への思いを語る。ロータリーでの奉仕活動と仕事での社会貢献活動に共通する点も実感している。

　○…ロータリークラブに入会し６年目。入会前はクラブに対しての知識はなかったが、２年目に社会奉仕委員長を任され、地域と連携した奉仕の心を体験。昨年、被災地支援で石巻を訪れ、震災孤児の施設に義援金を届けに行き、奉仕に携わる喜びやロータリアンとしての意義を改めて体感した。「活動に参加することで、普段会うことができない職種の方々や新たな体験をすることができる。充実感がありますね」

　○…峰町に生まれた時から住む生粋の磯子人。こどものころは、ゴルフ場からのロストボールを探しに遊び回ったことを懐かしむ。生まれ育った街への恩返しにと７、８年前からは峰白山神社の祭りを手伝い、地域にも目を向ける。１月に還暦を迎え家族に祝ってもらったことが「ここ最近では一番うれしかったことかな」と笑う。ロータリー活動では、奉仕を通して喜んでもらうことで、やりがいや充実感を味わっている。１年間、「成せば為る」の精神で活動に励む。