磯子区 トップニュース経済
公開日:2015.07.09
プレミアム商品券
購入申請をサポート
サンモールが独自サービス
横浜市は3日、「よこはまプレミアム商品券」の申し込み状況を発表した。6月19日から30日までで発行総数96万冊に対して約30万冊(速報値)の申し込みがあった。集客の呼び水として期待される一方、サンモール洋光台商店街では顧客から「申し込み方法がわからない」との声が多く聞かれたことから独自に申請方法を教える取組みを始めた。
サンモール洋光台では、普段同商店街を利用している顧客へのサービスの一環としてプレミアム商品券の周知や申請方法のサポートを行っている。
プレミアム商品券の情報に関しては現在、市の専用ホームページなどインターネットでの発信が中心。同商店街周辺には高齢者も多く住んでおり、同商店街によると「インターネット環境を持たない人からの相談が多い」という。
商品券の申し込みは、ウェブとはがきの2種類。申し込みを行う際には、希望する冊数のほかに、引き換え窓口を指定することになっており、区内では11店舗が対象。これらの窓口には、説明書などの書類は置いてあるが、実際に申し込みはできない。中には申込制と知らずに「ここで購入できるのか」と尋ねる人もおり、混乱が生じている。
こうした状況を受け、サンモールは、週末に行うビアガーデンイベントで申し込み方法を直接希望者に教える取組みを始めた。イベント初日となった4日には、約15人が説明を聞いたという。柿木稔会長は「普段商店街を利用して頂く方に得をして欲しいというのが始めたきっかけ。話を聞くとインターネット環境がない人が情報収集に困っている。申込期限の21日まで申請についてサポートしていきたい」と話す。
横浜市は、今後もホームページで申し込み方法を広報するとしているが「不明な点はコールセンターに問い合わせてほしい」としている。
参加店向けの説明も
今回の商品券は1万円で20%のプレミアムが付く。うち10%(500円券2枚)は市商店街総連合会加盟店の参加店でのみ利用することになっている。
ただ、参加加盟店の中には、全ての商品券が使用できる店舗になっているにも関わらず、500円券しか使えない店舗だと認識している商店主もいる。プララ杉田専門店会では先月、テナント向けに概要を説明する独自の説明会を開き、周知を図るなどしており、参加店にむけた概要の説明も課題となっている。
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