磯子区 トップニュース教育
公開日:2015.08.20
小学生平和スピーチ大会
山王台・野口さんが市長賞
「国際貢献への思い」訴え
横浜市立山王台小学校6年の野口荒野さんが、先月行われた「よこはま子ども国際平和スピーチコンテスト」で最優秀賞となる市長賞を受賞した。ネパールの友人が地震で被災したことをきっかけに、将来的に国際医療団で困っている人を助け、国際貢献したい思いを訴えた。
同コンテストは市教育委員会などが毎年行っているもの。今回で20回目となる。7月28日に行われた小学生の部には、6月から7月にかけて開催された、各区の審査会を通過した18人が参加した。「国際平和のために、今自分にできること」をテーマに参加者が思いを述べた。
「国際医療団で働きたい」
磯子区の代表として参加した野口さんのスピーチタイトルは「助けあえる世界の一員になりたい」。野口さんは、今年4月にネパールで発生した大地震により被災した5歳年上の友人から、水道や電気などのライフラインがストップしていることなどの状況を伝えられたエピソードを披露。友人から聞いたことをきっかけに、将来は災害で家族を失う人を一人でも少なくしたいと、国際医療団で働き、災害医療に携わりたいと訴えた。また、野口さんは、震災以前から日本とネパールの違いについても教えられており、世界で困っている人を助けたい思いも述べた。
11月に国連本部を訪問
今回は、野口さんのほかに小学生1人、中学生2人が市長賞を受賞した。4人は、11月にニューヨークにある国際連合本部などを訪問し、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長などと会談する予定だ。
野口さんは「市長賞受賞はすごくうれしかった。国連への訪問では、事務総長に国連での活動内容やどうしたら国際医療団で働けるかを質問してみたい」と話した。
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