新杉田駅に直結するショッピングセンター「ビーンズ新杉田」が、9月1日にグランドオープンする。駅の耐震補強工事に伴い2014年からリニューアルを進めてきた同施設。生鮮専門店が集まる一階食料品フロアを一新し、駅利用者をはじめとする地域住民の生活に寄り添ったショッピングセンターをめざす。
ビーンズ新杉田は(株)ジェイアール東日本都市開発(本社・東京都渋谷区)が運営するショッピングセンター。JR根岸線とシーサイドラインの新杉田駅に直結しており、店舗数は24店舗で、駅利用者や地域住民などが買い物に訪れている。14年の10月末までは「アルカード新杉田」として、生鮮品や食料品などを扱う店舗や飲食店などが営業。13年度は一日平均1万2000人が利用していた。昨年秋からは杉田の商店街と協力して「杉田ミュージックプロムナードプロジェクト」にも取り組んでおり、施設で地域の子どもたちの歌声を流すなど、地域の活性化にも一役買っている。
店舗のブランドを、アルカードから地域密着型で上質な生活の提案をコンセプトとした「ビーンズ」に移行してきた同社では、新杉田駅の耐震補強工事に合わせ、施設のリニューアルを実施。フロアの改装や店舗のリニューアルを行い、二階の飲食店などから順次営業を開始していた。
生鮮専門店街を一新
今回のグランドオープンでは、施設一階の生鮮専門店フロアが一部店舗を除いて一斉に開店する。店舗は青果や鮮魚、精肉、食料品などの生鮮専門店が並ぶ「ビーンズ生鮮市場」や、スーパーマーケットの成城石井で構成される。同施設の脇隆志所長は「より上質な品物を扱う生鮮専門店など、様々なニーズに合わせた商品が並んでいる。これまで利用していただいたお客様にも、新たなお客様にも納得してもらえる品揃えになっている」と紹介する。
館内環境の整備も進めている。工事に伴い、施設全体が綺麗になったほか、9月末までにはトイレも新装され、アルカード時代にはなかった多目的トイレも設置される。館内の案内サインも増やし、利用しやすい施設へと整備されていく。
脇所長は「開業して26年経った施設が、工事を経て綺麗に生まれ変わった。これからは『ビーンズ』として、地域に浸透していってほしい」と話している。
磯子区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|