ゼミでカフェについて研究している学生が、集客に課題のある店舗をプロデュース――。このような取組みを関東学院大学(本部:金沢区)の学生が、「CafeSmile」(東町12の2)で行っている。10月1日には店舗をリニューアルオープンさせる。
この取組みは、カフェのオーナーである追川直子さんと関東学院大学の神野由紀教授が友人だったことがきっかけで実施。リニューアル作業には、人間環境デザイン学科神野教授のゼミに所属する学生20人が参加している。
カフェは、2013年にオープンするも集客、売上が伸び悩み課題を抱えていた。学生らは、課題を解決させるために、昨年秋から店舗の見学や周辺視察、来客層の調査を実施。調査などから「自然志向」をテーマに、店内の内装を決め新たにロゴマークを作成し統一感を図った。
改修を担当した人間環境学部人間環境デザイン学科4年の山岸桃子さんは「私たちが考えた内装やデザインなどが形になって達成感はある。一方で、これを実際に集客に結び付ける責任を感じている」と話す。
マルシェで集客を
カフェは土日祝日が休みのため、休業日を有効に使おうと学生らは、授業で協力関係にあった三浦市の高梨農園で収穫された野菜を販売するマルシェを第2土曜日に行うことを企画。マルシェを訪れた人にカフェのチラシを配りカフェの集客にも結び付けたいとしている。ランチには、これらの野菜を使ったメニューも今後提供していく予定だ。
追川さんによると、これまで店舗を紹介するホームページはあったが、活用できていなかったという。学生らはホームページの改善を図りフェイスブックなどのSNSを積極的に使用しリニューアルにむけて情報発信を行っていく考えだ。
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