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公開日:2015.10.15

新杉田ボウル佐々木選手
国体ダブルスで連覇
4人チーム戦でも初優勝

  • 賞状を手にする佐々木選手

 新杉田ボウル(中原2の3の22)に勤務する佐々木智之選手(29)が9月27日から10月2日まで和歌山県で開催された第70回国民体育大会ボウリング競技で、成年団体(2人チーム戦)で優勝し昨年に続き連覇を果たした。団体戦4人チームでも神奈川県を初優勝に導き、2冠を達成した。

 ボウリング団体2人チーム戦は、予選6ゲームに決勝3ゲームを合わせた9ゲームの総得点で優勝を決める。4人制は、予選、決勝ともに3ゲームの合計点で争われる。

 菊地慎選手(横浜南陵高教諭)とペアを組み「神奈川A」として出場した2人チーム戦では、予選で2位福岡に41ピン差をつけ決勝へ。決勝でもリードを守りきり連覇を果たした。

 4人制では、佐々木選手が第1投球者を担い、レーンコンディションを他の3選手に伝える役割を果たし、チーム戦を展開。2位に200ピン以上の差をつけ、予選を勝ち上がり、決勝もリードを保った。「役割り分担がうまくいき、チームとして結果を出すことができた」と佐々木選手は振り返る。

6月から月2回練習

 ボウリングは、レーンに塗られる油の状況で難易度に違いが出る。佐々木選手によると、国体のレーンは難易度が高く得点が出にくいコンディション設定だという。これに対応するため神奈川県チームは、新杉田ボウルで国体を想定したレーンコンディションで6月から月2回練習を行ってきた。「成果が出た」と佐々木選手が話すように、チームとして対策を練った結果が団体2種目での優勝につながった。

ナショナルチームの主将に

 佐々木選手は高校2年生からナショナルチーム(日本代表)に選抜されている。昨年仁川で開催されたアジア競技大会では、トリオ戦(3人戦)で20年ぶりの金メダル獲得に貢献。今年からは日本代表のキャプテンを務めている。

 また、主にアジアの選手が出場するマカオで開催される大会では2連覇中だ。今後は来月にアメリカ・ラスベガスで開かれるワールドカップに日本代表として出場する。

 佐々木選手は「ボウリングを始めた時から『世界一』を目標にしてきた。ワールドカップでも結果を残せるように頑張りたい」と話した。

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