磯子区内の公示地価が3月22日、国土交通省から発表された。区内で調査された地点では住宅地、商業地ともに前年から横ばいか緩やかに上昇した。一方、変動率は前年や横浜市平均を下回り、上昇幅は減少した。
公示地価は、地価公示法に基づき国土交通省が1月1日時点の土地価格を調べるもの。一般の土地取引価格や公共事業用地の取得価格算定の指標とされる。
磯子区では今回、「滝頭1の8の7」と「上中里町1009番2」の新規2地点を含む、住宅地19地点、商業地7地点の計26地点で調査された。住宅地の1平方メートルあたりの平均価格は18万4100円だった。変動率は0・5%で上昇はしたものの、前年の0・8%を0・3ポイント下回る結果に。横浜市全体の変動率は1・2%でこれも0・7ポイント下回った。
住宅地の地点別に見てみると、「洋光台4の3の20」が23万円でトップに。前年から2・7%上昇し変動率も一番大きかった。「磯子台21の27」が22万6000円、「杉田4の8の50」が20万8000円で続き、この3地点が20万を超えた。
磯子駅前が最高価格に
商業地は、平均価格が28万6300円で前年から2600円増加した。変動率は、0・8%で1・0%だった前年を下回った。
地点別では、「森1の7の6」が39万2000円で最高価格に。前年から7000円、変動率は1・8%増となり、大幅な伸びをみせた。「洋光台3の1の1」も35万8000円で前年比4000円増。1・1%増え、他の地点に比べ上昇率は大きかった。
区内で不動産会社を経営する専門家は今回の傾向について「磯子駅周辺や洋光台などは、人気があるエリア。磯子台は近年大型マンションの建設があり、上昇したのでは」と分析している。
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