磯子区の今年度の目標や取り組みを示す運営方針が5月13日に公表された。第3期磯子区地域福祉保健計画による健康づくりや、安全・安心で魅力あるまちづくりが重点分野に挙げられている。また、来年の区制90周年に向けた取り組みや、来春の「全国都市緑化よこはまフェア」関連の新事業などが盛り込まれている。
基本目標は「地域の人たちとともにつくる暮らしやすいまち・いそごを目指して」。目標達成に向けた施策として「ともに支えあい、いきいきと暮らせるまち」「魅力にあふれた住み続けたいまち」「安全・安心で住みやすいまち」の3つを掲げている。
「スイッチON」を推進
地域福祉・健康づくりでは、第3期磯子区地域福祉保健計画「スイッチON磯子」の推進を目的に地区別推進会議を開き、各地区の取り組みについて情報を共有する。また、区役所前の磯子アベニューを起点に新たな散歩コースを整備し、区民の健康づくりに力を入れていく。
子育て関連では、子育てサポートシステム普及による地域ぐるみの子育て支援を行うほか、市立保育所を活用した保育資源ネットワーク構築を推進するため、保育の質向上のための研修や園児同士の交流を行う。
高齢者事業としては、認知症サポーターを引き続き養成するとともに、今年度からは高齢者ボランティア登録を呼びかけ、地域の見守り体制を強化する。
商店街との連携企画
自治会町内会と地域の団体が課題解決に取り組む事例を紹介する冊子「地域活動通信(仮称)」を今年度から年4回発行する。
商店街のにぎわいづくりでは、商店街朝市を今年度も6回開催するほか、5月と9月の年2回、区と商店街が連携したキャンペーンを新たに実施する。
また、来春に開かれる「全国都市緑化よこはまフェア」を契機とした取り組みとして、杉田臨海緑地や聖天川沿い車道の緑化を進めるほか、区内JR4駅(根岸・磯子・新杉田・洋光台)の駅前緑化を充実させる。
PR動画を初制作
2017年に磯子区が区制90周年に迎えることから、区内外にまちの良さを知ってもらおうと、魅力的な風景や場所を撮影したPR動画を今年度初めて制作する。
また、17年中に出生・婚姻をした区民に対し記念品を贈呈するほか、区内で開かれるイベントなどで区の花であるコスモスの種を配布する事業も新たに行っていく。
安全・安心なまちに
災害関連の事業では、自力で避難できない要援護者の支援を目的に、先駆的な取り組みを行っている町内会を紹介するリーフレットや、ペットの特性や疾患などを記入する「災害時ペット手帳」を初めて作成し、啓発活動を行う。
小林正幸区長は「区民の皆さまと行政が一緒になって考え、一緒に磯子をいい街にしていきたい。磯子区にはそれだけのポテンシャルがあると考えておりますので、一緒になって取り組んでいきたい」と話している。
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