長野県松本市で8月21日から24日まで開かれる「第43回全日本中学校陸上競技選手権大会」(全中)に青山人和(とわ)くん(浜中3年)、佐野成泉(なるみ)さん(根岸中3年)が磯子区から出場する。2選手ともに「決勝進出をめざす」と意気込む。
男子400mに出場
全中に出場するためには7月開催の県選抜大会か県通信陸上大会で全国参加標準記録を出すことが求められる。男子400mに出場する青山くんは、両大会で標準記録51秒70を突破し全中への出場を決めた。
青山くんは、中学1年から陸上を始め、入学当初は100mを専門としていた。市の1年生大会では入賞する結果を出すも「限界を感じていた」と中2の5月に戸崎光顧問の助言もあり400mに転向。「短距離の選手の中では長距離も走れていたので、長距離のスタミナと短距離のスプリントが合わされば400mでも通用すると思っていた」。戸崎顧問は青山くんの競技適性をこう話す。
400mはごまかしが効かない種目として知られ、日々のトレーニングの積み重ねが重要となる。青山くんは「一本一本練習から本気で走り、全中ではファイナリストになれるように頑張りたい」と全国大会での上位進出を見すえる。
800mで切符獲得
佐野さんは、悔しさを糧に800mの全中出場を決めた。元々1500mが専門で同種目での全中を狙っていた。県選抜では3位に入るも参加標準記録を突破することができず、県通信では2位と順位を上げるも約5秒足りずに1500mでの出場権を逃した。「正直すごいショックだった」と振り返るが、同時エントリーしていた800mでは、先頭の選手に食らいつき、0秒24上回り全中への切符を獲得した。
「ゴール後にアナウンスが流れ記録突破を知った。全中では決勝を目指してがんばりたい」と佐野さん。若生智英顧問は「たくさんの方々の支えで出場できることに感謝の気持ちを持ちながら走ってほしい」と話した。
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