区内の家庭科教諭たちが8月19日、杉田小学校家庭科室でプロの和食料理人からの調理技術を学ぶ実演会が行われた。これは、農林水産省の和食給食推進事業の一環で行われたもので、和食給食応援団の協力のもと、磯子区家庭科研究会が主催し、家庭科教諭19人が参加した。
講師を務めたのは、代官山「日本料理TAKEMOTO」店主の武本賢太郎さん。武本さんは、まず白米を鍋で炊く方法を披露。「米は手の腹で押すようにとぎ、3回ほど繰り返した後、約30分浸水させた方が良い。あとは火加減もポイント」と話した。
続いて、だしについて「すべての和食の基本で、最も重要」と説明。昆布、かつお節の煮出し方や、合わせ方のほか、煮干しのだしの作り方も実演した。また、このだしを使ったみそ汁や、夏野菜と鶏肉の生姜あんの調理法も披露した。
最後は、参加した家庭科教諭19人が武本さんに教わった方法で、実際に料理を実習した。試食の時間では「だしの甘みを感じる」などの声が上がった。参加した教諭の1人は「知っているようで知らないことが多かった。和食の良さを再確認しました」と話した。
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