洋光台にあるH・E・Cサイエンスクリニックの職員を中心とした「1-GATA Live実行委員会」は、1型糖尿病の啓発を目的にバンド「1-GATA」を招き、9月22日(祝)に県民共済みらいホール=中区=でライブイベントを実施する。クリニックの職員で1型糖尿病患者でもある平山大徹実行委員長は「1人でも多くの方が病気について知ってもらう機会になれば」と話す。
糖尿病には1型と2型がある。生活習慣病に分類される2型とは異なり、1型は、生活習慣に関係なくある日突然発症する。自己免疫により膵臓にあるランゲルハンス島β細胞が破壊されインスリンが作られなくなる病気で、生涯にわたり一日数回の注射やポンプによるインスリン補充が必要となる。3歳の時に発症した平山さんは「糖尿病という病名から、生活習慣病などと誤解されるケースもある」と、1型糖尿病に対する社会の認識が進んでいない現状を感じている。
こうした状況を受け、糖尿病をメインに治療している同クリニックの職員らが実行委員会を立ち上げ、啓発活動を企画。「風になりたい」で有名な元THE BOOMのベーシスト山川浩正さんらメンバー全員が1型糖尿病患者で、全国で病気の周知を目的に活動している「1-GATA」に出演を依頼しイベントを行う。
当日は、1-GATAのライブやトークのほか、県糖尿病協会顧問でH・E・Cサイエンスクリニックの平尾紘一理事長による講演も行われる予定。
平山さんは「1型糖尿病を知らない人、興味のある人、病気を発症し不安、悩みを抱えている人やそのご家族など、ぜひたくさんの人に参加してほしい」と話している。
ライブイベントは開演午後2時(開場1時半)で入場無料。申込みが必要で定員280人になり次第受付終了。
申込みは、同クリニック内実行委員会【電話】045・831・0031へ。
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