磯子区 スポーツトップニュース
公開日:2016.10.20
レスリング・磯子ベアーズ
県大会で7選手が優勝
地元高校教諭の指導実る
磯子工業高校の菅原和哉教諭が今年4月から少年少女レスリングクラブ「磯工ベアーズ」の代表として地域の子どもたちに指導している。10月9日に行われた県大会では、出場した9選手全員が決勝に進出しうち7人が優勝。菅原教諭は「レスリングの楽しさを子どもたちに知ってもらえれば」と競技の普及活動に力を入れている。
「競技人口増やしたい」
「磯工ベアーズ」は、南区で活動していたレスリングクラブを引き継ぎ、今年4月から菅原教諭が代表となり活動。主に磯子工業高校で週2回練習している。現在は市内在住の年長から中学2年生の11人が所属。練習は、スクワットやサーキットなどのトレーニングから、タックルなどの技術まで本格的だ。菅原教諭は競技指導歴20年以上で、磯子工業レスリング部の顧問も務める。ベアーズは同高レスリング部と一緒に練習することもあるといい、菅原教諭は、競技人口を増やすことを目的に、園児から高校生まで一貫した指導を行う。
10月9日に逗子市で行われた「第24回神奈川県少年少女レスリング選手権」には、同チームから9選手が出場した。7人が優勝、2人が準優勝と、9選手全員が決勝戦に進出。今夏の全国大会では3位に入った選手もおり、すでに県内でも強豪チームとなっている。
五輪の活躍を追い風に
菅原教諭によると、五輪での女子選手の活躍により、少年少女のレスリング人口は増えているという。ただ、「どこで習えるのか」といった相談を受けることもあるといい、ベアーズを受け皿にしたい考えだ。
菅原教諭は「レスリングは柔軟性、俊敏性が鍛えられ基礎運動能力が養える。ぜひ一人でも多くの子どもたちにレスリングに興味を持ってもらいたい」と話している。
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