富山県で11月20日(日)に開催される「第8回全国理容美容学生技術大会」に丸山の横浜市立横浜商業高等学校(Y校)別科に通う理容科2年の杉村広大さんと藤井雄大さんの2人が出場する。理美容の技術を競う同大会で2人は上位進出を目指す。
この大会は、公益社団法人日本理容美容教育センターが主催。全国の理美容を学ぶ学生が技術を競う。別名「理美容甲子園」として呼ばれ、学生の大きな目標の大会となっている。理容部門は、ワインディング、ミディアムカット、クラシカルバックバリエーションセットで美容部門、ネイルアート部門を合わせると7種目行われる。同校の生徒は8年連続で全国大会に出場。過去最高の成績は4位。
「全国では優勝を」
杉村さんは、ミディアムカットに出場する。学年選考会を兼ねた4月の東京の大会で2位となり、横浜文化体育館で行われた7月の関東大会では4位入賞。上位5人に与えられる全国大会への出場権を得た。
ミディアムカットは、七三分けでスソを刈り上げ、左右のバランスやなめらかさ、首筋から後頭部にかけてのグラデーションなどのカット技術を競う。30分以内にスタイルを完成させ、出来栄えなどを点数化する。国家試験課題にもなっている。
今年2月から全国大会をめざし練習に励んできたという杉村さん。「カットの楽しさを感じこの種目を選んだ。理容の技術がつまっているのも魅力。全国では練習の成果を出して優勝を目指したい」と意気込む。
「シルエット大切に」
藤井さんが出場するのは、フロント部分をデザインしセット技術を競うクラシカルバックバリエーションセット。直角ヘアとも呼ばれ、フロント部分にカラーを入れ、ドライヤーと整髪料で30分以内に四角いシルエットをつくる。藤井さんは5月の県大会では2位、関東大会は4位で全国大会に駒を進めた。「この種目はシルエットが命。後頭部の作り方が大事となる。全国では上位5人に入りたい」と話し、完成度を高めるため追い込み練習に励んでいる。
この大会は、関東を含めた11地区で予選を開催。今年は約230校、3000人が参加し、ミディアムカット、クラシカルバックバリエーションセットともに、予選を勝ち抜いた約40人が出場する。
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