区内に本部ハーバーを持つ一般社団法人横浜ヨット協会(阿久津壽理事長/磯子1の5の16)が創立130周年を迎え、12月4日に記念式典をホテルニューグランド=中区=で開催した。同協会は日本最古のヨットクラブといわれており、会員らは節目を祝った。
記念式典には、同協会の会員や今年名誉会員となった神奈川県セーリング連盟の貝道和昭会長など約90人が出席。阿久津理事長はあいさつで「130周年を迎えられたのも長きにわたり当クラブを支えて頂いた会員、横浜市、神奈川県をはじめとする行政など、多くの人の支援、指導のたまもの」と感謝をのべた。式典では、130周年を振り返る映像を流し、会員らは長年にわたる活動を振り返った。
37年前に磯子に
同協会は、ヨコハマ・アマチュア・ローイングクラブを母体とし1886(明治19)年に横浜在留の外国人有志により横浜セーリングクラブとして設立。1896(明治29)年に横浜ヨットクラブと改称。1950年代まで主に山下町=中区=で活動し100人を超える会員はほとんどが外国人だった。1979(昭和54)年に現在の磯子区にクラブハウスをオープンさせ活動拠点を移し徐々に日本人の会員も増加。現在は磯子区のほか神奈川県、東京都、千葉県在住者など50人が在籍している。
普及活動にも力入れる
同協会は、ヨットの普及を目的に約30年前から社会人を対象としたヨット教室を開催。海や自然を広く知ってもらいたいと子どもたちには乗船教室を行っている。
また、創立120周年を機にスポーツ振興や安全航行の啓蒙を主とした横浜市長杯ヨットレースを主催し競技会を実施。セーリング技術の向上を図る活動も行っている。
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