港南区長として4月1日付で着任した 齊藤 貴子さん 中区在住 52歳
地域と一緒に行動を
○…「地域と行政が一緒になって地域づくりをしていて、非常に元気がある区」。区長となる前に抱いていたイメージだが、実際に街をまわり、その思いは早くも実感へと変わった。区の最高責任者としての重責に不安もあると率直な気持ちを口にしながら、「責任のある仕事をしていかなければ」と改めて決意を語る。
○…川崎市で生まれ育ち、高校生の時に戸塚区へ。高校卒業後、「人と関わり続ける仕事がしたい」と横浜市に入庁。仕事の傍ら大学・大学院で学ぶ多忙な生活をしながらキャリアを重ねてきた。広報課では広報よこはまの編集に携わり、秘書課では市長メッセージを担当するなど「伝える」ことが仕事に。広報は大学院で学んだ専門でもあり、その経験を生かして区政の様々なことを発信していきたいと意欲的だ。一方、区長となる前は人材育成の責任者として活躍。常に伝えていたのは「いい仕事をするために何か『思い』を持ってほしい」ということ。その考えは区長となっても変わらないが、「区役所にはすでに地域に対して『思い』を持っている職員が多い。それをもっともっと盛り上げていきたい」と語る。
○…中区で夫婦2人暮らし。共通の趣味は夫と出会うきっかけにもなったスキーで、検定1級を持つスポーツウーマンの一面も。区長となり、なかなかスキーの時間は取れなさそうだが、「港南区を歩いてみたい。そうすれば地域の人がどんな生活をしているか分かるから」と笑顔を見せる。
○…港南区としては初めての女性区長だが、特別に意識していないとさらり。一方、区長の仕事で大切なことは「地域を知ること」と即答。少子高齢化など課題も山積しているが、「元気で明るい区であり続けるために、地域と一緒に行動していきたい」と強い思いを口にする。地域活動は活発で、賑やかな行事も多い港南区。その舵取りをどのように発信していくのか、期待が高まる。
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