実行委員長として相武山小学校40周年記念式典を開催した 高柳 陽子さん 港南在住 48歳
温かな繋がりを育んで
○…「今まで相武山小に関わってきた先生や地域の人たち、保護者への感謝の気持ちを形で表したかった」。昨年夏から準備を進めてきた創立40周年記念行事は、12月5日にメーンの記念式典を迎えた。記念行事の中では校舎の内壁のペンキ塗りにも参加し、「先生や地域の人と、夏休みにわいわいやったのは楽しかった」と振り返る。
○…長男が2年生の時から卒業まで5年間、同小のPTA会長を務め上げ、そのまま港南中学校でもPTA会長に。「小学校の卒業式であいさつしたのに、中学校の入学式にもいたからびっくりしたかな」。小中を合わせてPTA会長は8年目になり、その間には港南区PTA連絡協議会の会長も経験した。子どもが卒業した今も同小で「学校地域コーディネーター」として地域ボランティアと学校を繋ぎ、その縁で実行委員長に。復活した3色対抗運動会や歌詞ボードの制作など、記念行事にはどれも「多くの大人が見守ってくれている。その実感で、周りの人を大切にする大人になっていってほしい」と児童への願いを込めて取り組んだ。
○…PTA活動を始めると学校や教職員との距離は縮まり、その大変さを知ったことで自然と「手伝いたい」との思いを強めた。一方で、現代は共働き世帯が増え、PTAの在り方も見直されつつある。委員会を統廃合して定数を減らし、在宅での役割を創設するなど工夫して、規約もその都度改正してきた。「PTAがなくなり、保護者が学校に関わらないというのも寂しいもの。関われる形を模索し続けていくことが大事」
○…「人に喜んでもらうのが嬉しくて、深く考えるよりまず行動」。学校以外に、歯科衛生士としての顔も持つが、家に帰れば「手を抜くところは抜いていて、全然『良妻賢母』じゃない。子どもたちには『ホコリじゃ死なないぜ』と言い訳してます」と軽やかに笑う。それでも理解してくれる家族は、やはり大きな支えだ。
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