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「旧上瀬谷」に花博招致へ 市が検討委を初開催

社会

掲載号:2017年6月29日号

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返還直後の旧上瀬谷通信施設
返還直後の旧上瀬谷通信施設

 横浜市は今月5日、旧上瀬谷通信施設の土地を活用した国際園芸博覧会の招致について、有識者らによる第1回検討委員会を開港記念会館(中区)で開催した。東京都市大学の涌井雅之特別教授が委員長を務め、園芸や都市計画・経済・観光などの有識者が出席。基本構想策定にあたって視点や課題を話し合った。

 同博覧会は、園芸や造園産業の振興、緑あふれる地域創造を図るもの。1990年の大阪大会では、2300万人超が来場した。博覧会の開催実現には基本構想案をもとに、国に招致の働き掛けが必要。案を受けて国が検討、認証機関である国際園芸家協会や博覧会国際事務局に申請する。市は委員会で素案を取りまとめて、市民などから意見を募り、17年度中に基本構想案を固める予定だ。

 出席者からは「営農者らと連携した動きが必要」「地域の整備計画と足並みを揃えて進めるべき」など地元との連携を強調する声が挙がった。また、「開催後」の視点も重要だとして、「地域のレガシー(遺産)になるような取り組みが大切」という意見もあった。

 瀬谷区北部と旭区の一部にまたがる旧上瀬谷通信施設は、2015年6月に米軍から返還された。国有地(約45%)と民有地(同)が混在し、民有地の大部分は農地となっている。市は、広さ約242ヘクタールの跡地を「郊外部の再生に資する新たな活性化拠点」と位置付け、農業振興に加えて都市的な土地利用を模索していた。

 今回の博覧会招致の取り組みは上瀬谷の都市基盤整備や地域のイメージ向上などを目指して検討されている。6月4日に閉幕し、目標人数を上回る約600万人(速報値)が訪れた「全国都市緑化よこはまフェア」の成果を継承する狙いもある。現段階の構想では26年に国有地を中心として開催し、1000〜1500万人の集客を想定している。

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