港南区・栄区版 掲載号:2018年9月20日号 エリアトップへ

9月3日付で栄警察署長に着任した 宮田 孝さん 59歳

掲載号:2018年9月20日号

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警察官は「金太郎」のように

 ○…「栄区は静かで緑豊かな印象。区民も安全や安心への関心が高い」。鶴見警察署の副署長を務めてきたが、9月3日付で栄警察署の署長に着任した。自身として初の署長職で、署員へのあいさつでは「誰のために、なんのためにやっているのかを理解した上で仕事に取り組んでほしい」と呼びかけた。理想の警察官像は「金太郎」だといい、「気は優しくて力持ち。そんな存在であれたら」。

 ○…平塚市出身。大学卒業を控えた頃、人の役に立てる仕事をと選んだのが警察官だった。警察人生で印象深いのは20代の頃に機動隊員として関わった1985年の日航機墜落事故。応援部隊として群馬県・御巣鷹山に赴き、遺体収容などを担った。「やぶをかき分けて拓けたと思ったらそこが墜落現場だった。できるだけ早く遺族の元へ届けなければと必死だった」

 ○…また2005年には伊勢佐木署の生活安全課長として、黄金町の売春宿を一掃する「バイバイ作戦」の現場責任者として奔走した。摘発や24時間体制のパトロールなどを行い、かつて250もの違法店舗が立ち並んでいた同地区は芸術のまちに生まれ変わった。「住民の長年の要望だったが、警察の取り締まりだけでは難しい。住民、行政と一体となったからこそ成し遂げられた」。その経験が財産となっている。

 ○…署長となってから官舎での単身赴任生活が始まった。「ほとんど初めての一人暮らし。日々生活するというのは大変で、家族のありがたみを感じる」。生活リズムも変わり、朝の時間にはウォーキングやお弁当づくりが日課となっている。「まずは休みの日も使ってじっくり区内をまわっておきたい」。栄区の課題でもある高齢者を狙った詐欺や交通事故を1件でも減らすべく、まちの安全に目を光らせる。

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