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港南区・栄区 人物風土記

公開日:2020.07.23

6月1日に港南交通安全協会会長に就任した
内倉 忠勇(ただお)さん
野庭町在住 78歳

「事故を1つでも減らしたい」

 ○…6月1日付で港南交通安全協会の会長に就任した。新型コロナウイルスの影響で書面決議で決まった。活動を自粛しているため、全員が揃う機会は当面はなく、現在は同協会役員と警察で定期的に行うパトロールにとどまる。「どこまで自分の考えを出していいのか」と控えめながらも「地域の絆を大切にしていきたい。活動が始まって顔を合わせたら、それを皆さんに伝えたい」

 ○…「会員になってから運転が慎重になった。子どもを見ると、自然とスピードを落とすようになる」。柔和な笑顔に優しい語り口調。「頼まれると断れない性格」という。前会長の高森政雄さんに勧められて交通安全協会に入会したのは40年以上前のこと。活動にも熱心に取り組み、安全運転が称えられ、表彰されたことも数多い。今回の会長職もそんな人柄が慕われ、高森前会長ら周囲に推されて引き受ける形となった。

 ○…港南区野庭町に100年以上も続く園芸農家の3代目。毎朝5時に起きては9000平米ある畑で作業に取り組み、この季節はペチュニアやベゴニアなどを育てている。市内各地の公園に出荷し、大田市場にも卸しているため、今でもハンドルを握らない日はない。市内の農家では後継者不足が課題となっているが、「長女のお婿さんが4代目として継いでくれている。孫もいてね」と目を細める。

 ○…「港南区から事故を1つでも2つでも減らせる対策をとりたい」。自治会町内会と連携し、交通ルールの順守やマナーの啓発に注力していく考えだ。全国的に事故件数は減少している傾向にあるが、「高齢者に関する事故を減らさなければならない。最近では子どもを乗せているお母さんたちが心配」と日々、気を引き締めている。

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