10月1日で開店24周年を迎えた京急百貨店の店長の 瀬戸 貴生さん 大和市在住 60歳
ハートフルなサービスを
○…「地域のお客様に助けられている。感謝しています」。きょう10月1日で開店24周年を迎えた京急百貨店。今年6月26日付で店長に就任し、奔走する日々が続く。従業員はパートを含めて約500人。このコロナ禍とあって難しい舵取りが求められている。「アクセルを全開にするわけにはいかない。アクセルとブレーキを駆使しながら、丁寧に緩やかに営業努力を続けていきたい」
○…柔和な笑顔に優しい語り口。「誠実で真面目でありたい」といい、「一度やると決めたら最後までやりきる」というのが信条だ。ハートフルサービス推進部長も兼任し、まさにうってつけの役職だ。会議以外ではほとんど席につかず、「従業員の中で一番歩いている」と言われるほど店内を見回り、スタッフに声をかけている。「従業員を守るのも私の役割。そんな姿勢を感じてもらえるといい」
○…「横浜みたいな街から温泉地まである」。とにかく神奈川県が大好きだ。ルーツは開成町の名主、瀬戸家。父親が育った家は「あしがり郷瀬戸屋敷」として町指定文化財に指定されている。だからこそ郷土愛、神奈川愛が強い。「神奈川で働きたい」と、35歳の時、県内に新たな百貨店ができると聞いて創業する京急百貨店への転職を決めた。
○…コロナ禍で百貨店業界を含む小売業の環境は一変した。「モノを売るだけでなく、その使い方や活用の仕方を提供することが私たちの役割。お客様のニーズに対応するため、様々な選択肢を作らなければならない」と気を引き締める。「京急オンラインショッピング」も充実させ、体験型の商品開発にも取り組んでいるところだ。ハートフルな瀬戸流の舵取りで京急百貨店が動き出している。
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