港南区日野中央の「日野中央公園」がこのほど設置から30周年を迎え、9月26日に地元住民が参加して記念植樹が行われた。散歩やスポーツなどで幅広い世代に親しまれている公園に、新たに「ケイオウザクラ」が植えられ、住民らが節目を祝った。
同公園でこの日に行われた30周年記念植樹イベントには、近隣住民ら40人以上が参加した。あいさつに立った同公園の杉本三香所長は、地元の春日神社や日野小学校の歴史に触れ、「公園もようやく30年。開園時にまだ若かった樹木もすっかり見上げるほどになり、感慨深いものがある」と振り返った。
出席した日野第三町内会の田野井儀寿副会長は「まさに日野の中央にあって、いろいろな人が寛げる憩いの場。これからも自慢の公園であってほしい」と話した。
植樹式はあいにくの小雨の降る中だったが、参加者全員が順番にスコップを持ち、木の根元に土をかぶせていった。植えられた「ケイオウザクラ」は花びらにボリュームがあるのが特徴で、杉本所長は「公園に桜が少なかったので、これからはお花見の季節も親しんでほしい」と語った。
「ずっと愛されるよう」
日野中央公園は1990年9月25日に設置された公園で、元は春日神社を覆う森の一部だったという。約5・4万平方メートルの敷地には開放感のある芝生広場を中心に、テニスコートや野球場のほか、シャワー設備を備えたレストハウスもあり、スポーツを楽しむために訪れる人も多い。
現在、横浜緑地(株)(磯子区)とともに管理を担う地元のアライグリーン(株)(港南区日野南)の荒井隆佑専務は「日頃から家族連れなど幅広く地域の人たちに親しんでもらっている。この先も60年、100年とずっと愛される公園であるよう、しっかり整備をしていきたい」と語った。
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