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栄区 SNSで地域に活気 新たな活動参加者の増加も
わずか2人で始めた清掃活動
「おーい、ちょっとこっち手伝って」――。栄区小菅ケ谷の春日神社に元気な声が響く日曜午前。2年前、地元出身の宮田宣也さん(34歳)が友人と2人で始めた清掃活動は、今では平均20人が毎回参加している。
活動のきっかけは秋祭りでの御神輿の「中止」だったという。台風が近づく中、早期に中止の判断がなされたが、実際には荒天とならなかった。「判断をギリギリまで延ばしたり、対応を変えたりできたんじゃないのかな。あっさり中止になってしまったことが悔しかった」と宮田さんは振り返る。
「神社やお祭りが地域の中で大事なものじゃなくなってしまったように感じて。だからまずは、掃除から始めようと」
活動を続けるうち、その姿を見て声をかける人が現れたり、掲示板での発信などさまざまなきっかけで少しずつ人が集まるようになったという。
太鼓教室もスタート
参加者は小学生から70代後半まで幅広く、一緒に汗を流している。午前中に神社をきれいにした後、午後からの楽しみは太鼓教室だという。長年ドラムや和太鼓の経験を積んできた田中肇さんの指導の下、境内にある町内会館で親子らがバチをふっている。ドンドンドン、と威勢のいい音を響かせる参加者は真剣な表情だが、休憩のたびに和やかな雰囲気が広がる。
「行動につながる」
活動をじわじわと広げてきたきっかけの1つが地域SNS「ピアッザ」の栄区版だ。若手メンバーの坂本祭さん(20歳)の発案で同グループも活用し、地域情報が集まるこのSNSに情報発信を続けていた。「実際に参加してみようという行動につながっているのは地域SNSだからかも」と宮田さんは語る。
同グループでピアッザでの発信を担当している坂本さんも「地元の活動だから地域の人に知ってもらいたい。見てほしい人に見てもらえるSNSだと思う」という。また「子育て世代のユーザーが多い印象。子どもたちも参加してます、って写真でわかると足を運びやすいようです」とコツを教えてくれた。
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栄区役所
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