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多摩 教育

公開日:2026.02.12

都立多摩桜の丘学園
就職に備え「さくら運送」
住民の買い物品を運搬

  • 「さくら運送」利用者の受け付けを始める生徒ら(1月28日)

    「さくら運送」利用者の受け付けを始める生徒ら(1月28日)

  • 利用者の歩くペースに合わせて荷物を運ぶ

    利用者の歩くペースに合わせて荷物を運ぶ

 肢体不自由や知的障害など心身に障害のある児童生徒を対象に、小学部から高等部まで一貫した教育を行っている東京都立多摩桜の丘学園(聖ヶ丘)。同校の高等部に通う生徒らは、卒業後に就職した仕事に早く慣れるために、職業体験実習「さくら運送」を行っている。

地元に定着

 「さくら運送」は、およそ月に2回、平日の午前中に、聖ヶ丘にあるスーパーで買い物した高齢者や子ども連れの母親などに対して、スーパーの買い物品を自宅まで無料で運ぶというサービス。時間は午前10時30分から11時40分まで。

 同校の地元、ひじり館などで活動している連光寺・聖ヶ丘地域福祉推進委員会の委員や多摩市社会福祉協議会の職員、ビッグ・エー多摩聖ヶ丘店の協力により行われているもの。2017年6月にスタートし、これまで830件を超える依頼があり(2025年3月末時点)、地元住民に定着している。

寒い日も協力

 気温が5度を下回る1月28日の寒い朝。午前10時ごろから準備を始めた生徒らは、揃いの服を着て、買い物客らに声をかけていた。すでにサービスが始まるのを待っていた年配の女性はたくさんの食材などを買い、生徒に運送を依頼した。

 店の近くには高齢者施設があり、最近住み始めた一人暮らしの女性は「今回で3回目の利用になりますが、重いものを運んでもらい助かります。生徒と話をしながら歩くのも楽しいですね」と話していた。

 荷物を運んだ生徒は「将来の仕事のために勉強になる」と話し、次の依頼者の対応をしていた。地域福祉推進委員会の安藤正紀さんは「この地域の住民は高齢者が多い。生徒たちが卒業してすぐに仕事になじめるようにと始めたものが良い取り組みになっている」と語っていた。

来年度も実施

 今年度は2月25日(水)がサービスの最終日となるが、来年度も実施するという。受付場所はビッグ・エー多摩聖ヶ丘店前、運送地域は店から約15分程度(応相談)。

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