港南区・栄区 人物風土記
公開日:2022.10.20
栄区民芸術祭を主催する栄区文化協会の会長を務める
角田 操子さん
栄区笠間在住 81歳
箏 を 奏 で 60 年
○…「60、70代は若いわよ。やる人がいなかったから引き受けた」と満面の笑み。会長の任期2年を条件に栄区文化協会の舵取り役に就任。創作、教養、音楽、芸能の4部会に書道や園芸、美術、囲碁、茶道、邦楽、舞踊など15協会1000人以上の会員を束ねる。「どの会も高齢化で新しい人が集まらない。今後、どのように継続していくか考えていく必要がある」と前を見る。
○…栄区邦楽協会に加え、協会内に所属する三曲協会の会長も歴任している。コロナ禍で活動は制限されてきたが、6月には小山台小で箏の演奏を披露。曲目には『上を向いて歩こう』を選定し、「(児童に)気持ちだけでも明るくなってもいたい」と心を込めて演奏した。11月3日には区民文化センターリリスで邦楽の集いを主管する。
○…大船駅にほど近い笠間生まれ。本郷小、本郷中、戸塚高校へ進む。箏との出会いは明治生まれの母親のあこがれ。20歳の時に大船駅前の箏教室に入門。「母が結婚したら私にやらせようと連れていってくれた」。キャリアウーマンとして働きながら箏の音色にのめり込み、30代で人に教えることができる宮城流の「助教」になり、笠間の自宅で生徒を見るようになった。めきめき上達し、1994年には大師範の立場に。それでも「練習していることが息抜き」と鍛錬を続ける。
○…取材時には猫の可愛いブローチと猫が描かれたマスクを身につけていた。「好きでね。庭に餌を置いておくと猫が来るの、もう10年位になるかしら」。来猫に「大納言」「あんみつ」と名付け、ひと時を共有する。「甘いものが大好きで」と茶目っ気たっぷりに話す。現在、文化協会主催の芸術祭の真っ最中。会長として栄区内外の芸術文化をけん引していく。
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