栄警察署(有馬美奈子署長)は1日、特殊詐欺被害を未然に防止したとして、区内のコンビニエンスストア2店舗に感謝状を贈呈した。
セブンイレブンAIM大船ガーデンアソシエ店の大多和泰煕さんは昨年12月28日、電子マネーの購入のため訪れた男性の様子に違和感を覚え、積極的な声掛けを実施。購入理由などの具体的な確認を行い、パソコンのウイルス除去費用をうたった特殊詐欺の被害を未然に阻止した。
大多和さんは「ニュースで見たことはあったがまさか実際に目の前で起きるとは、という感じだった。今後もまた詐欺被害を防いでいければ」と話した。
セブンイレブン横浜栄小山台2丁目店の高橋誠さんは1月19日、電子マネーを購入しようと来店した男性に聞き取りをし、同様の名目での詐欺被害を発生前に防いだ。
3回目の感謝状受贈となる高橋さんは「これまでの経験から、表情を見てすぐに(特殊詐欺だと)わかった。怪しいなと思ったら遠慮なく相談してほしい」と語った。
有馬署長は「一人ひとりの詐欺被害防止意識があるからこそ水際で食い止められている。本当にありがたい」と感謝を述べた。
栄区内の特殊詐欺被害件数は今年1月1日から30日までの時点の暫定値で5件と、前年同期比で4件増加。被害金額は約490万円(前年同期比プラス約470万円)で件数、金額ともに前年を大きく上回っている。
署の担当者は最近の特殊詐欺の傾向について「還付金詐欺や電子マネーの購入を要求する手口が増えている。怪しい電話には警戒を」と注意を呼び掛けた。
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