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横須賀・三浦 経済

公開日:2026.02.27

セカンドキャリア
ヒットメーカーの再出発。「遊び」を形に
玩具や雑貨の企画・試作(横須賀市根岸町)/藤井 秀洋さん

  • デザインソフトで設計し、自作の玩具を手掛ける

    デザインソフトで設計し、自作の玩具を手掛ける

 大手玩具メーカーで「フェイスバンク(貯金箱)」などのヒット商品を手がけてきた藤井秀洋さんが、起業家として新たな歩みを進めている。いわゆるセカンドキャリア。自宅工房に5台の3Dプリンターを構え、最新のAI技術と企画力を掛け合わせた玩具や雑貨の試作・モデリングを事業の柱としている。

 定年退職後、当初は「横須賀みやげ」の開発を模索。そうした中で活路を求めたのが商工会議所だった。参加したスタートアップ塾では、厳しい助言を受け、長年培った「企画力」を強みにしてプロダクトしていく原点に立ち戻った。商工会議所の交流会などを通じて地域経営者とのネットワークも広がり、試作品に対する客観的な評価や、テスト販売を行うといった具体的な協力体制を構築することができた。

 活動はビジネスに留まらない。15年以上前から続ける不登校・障がい児支援をライフワークに掲げ、3Dプリンターなどで設計した型に、子どもたちが自由な発想でデザインを施して一つの製品を完成させる「共同制作」の機会を提供。「ものづくり」の成功体験を通して、子どもたちの自己肯定感を高めている。

 「『横須賀ゆかりのアイテムだから買う』のではなく、『面白いから欲しい、それがたまたま横須賀で売っている』」。そんな付加価値の高い商品づくりを目指す。生涯現役のクリエイターとして、この街から新たなワクワクを発信し続ける。

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