港南区・栄区 文化
公開日:2023.08.24
永谷連合
新会長に若林さん
港南区の永谷連合町内会の会長にこのほど、若林諭さん(73・芹が谷在住)が就任した。
若林さんは芹が谷出身。永野小、南が丘中(南区別所)、南高校と地元で学び育った後、建築士として住宅や店舗の設計などを手掛けた。
1995年、同級生の誘いで地域活動に携わるようになり、2007年からは芹が谷町内会の会長を務めているほか、地区社協の会長としても15年目を迎える。
港南区永谷地区の7つの自治会・町内会、約4700世帯から構成される連合の課題について若林さんは「担い手不足」を挙げ、「子どもたちと地域とのつながりを密にし、親世代である若い人たちの地域活動参加を促進したい」と話した。
コロナ禍等で近所付き合いが希薄になっている現状にも触れ「まずは連合の活動を知ってもらい、住民同士が顔見知りになることが大切」と、地域交流の重要性を訴える。
防災の観点からも「隣人の顔を知らない、回覧板を回す先がわからない、といった状況では安否確認もできない」と、地域のつながりが災害時の助け合いにも大きな役割を果たすことを説く。
また、コロナ禍で中断している各イベントについては「必要な対策を講じた上で再開させていきたい」と意欲を見せた。
「自分の生まれたまちを良くしたい」との思いで活動を続ける若林さん。「子どもや孫の世代のために地域をつなげていく。地域活動には終わりがない」と次世代への思いを笑顔で語った。
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