沖縄のアイドル的存在
沖縄を代表するアーティスト・照屋林賢氏がプロデュースする女性ヴォーカル・デュオ「ティンクティンク」。代々、沖縄県内のCMやテレビ番組などにも多数起用される沖縄のアイドル的存在だ。昨年7月に誕生した新生ティンクティンクの一人として抜擢された。デビュー後は、レコーディングをしながら沖縄県中部のライブハウスで週5日のステージやテレビ出演などをこなす、多忙な日々を送っている。
「歌で感動与えたい」
沖縄と同じく海風を感じる横浜の中区出身。家族でバンドを組むほどの音楽一家で、幼い頃から音楽に親しんだ。中学生の頃は中区民ミュージカルで主役を務め、大学ではバンドサークルに所属。転機は一昨年、大学3年の冬だった。「普通に就職活動を始めていた」。そんな時、家族ぐるみで「何度行ったかわからないほど好き」という沖縄でティンクティンクの募集を知る。「自分なりに小さな決断を重ねた結果、無謀な挑戦だと思わなかった」と大学を休学し単身沖縄へ。約半年間、練習生として事務所に通いオーディションを経てデビューが決まった。
すっかり板についた沖縄訛りとクリッとした瞳の里映さん。相方の地元・沖縄出身の我那覇さんとのやりとりは姉妹のよう。「お客さんを二人で作るティンクティンクの世界に連れていきたい」と声を揃える。
昨年12月、二人にとって初のアルバム「歌が生まれる時」をリリース。それに伴うツアーでは、里映さんの地元・関内ホールでもライブを行った。鮮やかな紅(びん)型(がた)に身を包み、伸びのある歌声で、自身が作詞した曲も披露。「私を育ててくれた横浜に、こんな風に帰って来られるなんて」と、駆けつけた友人らの声援に声を詰まらせる場面も。「私たちの歌で感動してくれる人を増やしていきたい」。海の向こう沖縄から南風にのせて届く元気な歌声が、何よりの便りになる。
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