中区の山元町二丁目商栄会(厚浦信夫会長)で、宮城県山元町で製造されたジュースが販売されている。
これは同町の果汁工場田所(林)商店が製造した「マルタのきぶどう」(1260円)と「マルタの白ぶどう」(1050円)。同地方では古くからぶどう栽培が盛んで、ジュースも特産として知られる。同社もそうした果汁工場の一つだが昨年の震災で被災し、工場やブドウ畑が大きな被害を受けた。しかしその後、わずかに残ったジュースを利用して営業を再開。新工場の建設も始まるなど復興へ向けた取り組みが続く。
同じ町名が縁となり、震災直後から同町を支援している山元町二丁目商栄会では、会員らが今年9月に工場を訪問。同社のジュースを販売することを決めた。
10ケース120本を売値で買い取り、先月行われた中区民祭や商店街の朝市で販売。現在は「大一商店」「マルイベーカリー」で販売しており、100%果汁の豊かな風味が評判を呼んで残りわずかという。大一商店の鈴木健之社長は「小さな取り組みかもしれないが継続的な支援をしていきたい」と話している。
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