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日本初のカフェバー 「アロハカフェ」が復活 創業地・本牧への思い込め

文化

掲載号:2021年5月13日号

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 本牧にあった「アロハカフェ」が4月30日、桜木町駅前の商業施設・コレットマーレ7階に復活オープンした。惜しまれつつ閉店してから約1年半。「日本初のカフェバー」が同地で再スタートを切った。

 アロハカフェは1976年、中区小港町に開店。店内にビリアードが設置され「日本初のプールバー」と言われた。その頃はまだカフェバーの呼び方がなかったが、日本初のカフェバーでもある。米軍接収地の向かいの場所で、当時珍しかったアメリカのビールや料理を出す店として、若者たちで賑わったという。

 3代目オーナーの河原奈里さん(40)=中区本牧原在住=は、常連客からアルバイトを経て2005年、25歳で店を引き継いだ。その後建物の老朽化もあり、本牧原に14年12月に移転した。

病と闘いながら

 「旧店舗同様『本牧の景色』と言われるような長く愛される店に」。そう思い描いていた矢先、長男を妊娠した際の血液検査で1型糖尿病を発症していることが分かった。生活習慣病と言われる2型と異なり、1型は自己免疫が原因。さらに世界に20人程しかいない珍しい症例だった。「症状がいつ進行して倒れるか分からない状況の中、店を続けてスタッフを路頭に迷わす訳にはいかない」と閉店を決断した。

 コレットマーレへの出店の話が来たのは、まさに閉店のお知らせを貼り出そうと思っていた時だった。「もしかしたら店を残せるかもしれない」。自らの病に立ち向かう中、一筋の希望の光になった。

 店は19年12月27日に閉店。商業施設への初出店で不安も大きかったが、テナントを誘致する会社が病気を知った上で様々な手助けをしてくれたこと、長年常連客として通い、今回店長となった三山嘉一さんをはじめ店を託せる仲間や2歳の息子の存在、「後悔しないでやって欲しい」という夫の言葉が後押しした。

名物・四角いピザも

 新しい店名は「ALOHA cafe HONMOKUsince 1976」。新店舗は以前の半分ほどのスペースでカウンターやテーブル席など合わせて42席。常連客らに預けていた13台のネオン看板も設置し、以前の店の雰囲気に出来る限り近づけた。「復活オープンにぜひ使って欲しい」とハワイの旅行作家・山下マヌーさんからの申し出で、ハワイで有名なサーフショップ「サーフアンドシー」から譲り受けた看板も加わった。

 以前の人気メニューも健在だ。名物の四角いピザの生地は「本牧館」、パスタは「満寿屋」の生麺を使用するなど本牧の企業とのコラボメニューに力をいれたほか、ハラール対応や来店者の健康を気遣い、新たにベジミートも取り入れた。河原さんは「場所は違うけれど、本牧への思いは変わらない。このお店から本牧の魅力も発信できたら」と笑顔で話した。

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