横浜平沼高校1年生の中西結(ゆ)瑞(み)さんの油絵作品がこのほど、県高等学校美術展で上から2番目の高文連会長賞を受賞し、今夏、鹿児島県で開かれる全国高等学校総合文化祭に出展することが決まった。県内約800作品の中から同祭への出展は14作品のみ。中西さんは、油絵も大きなキャンバスに描くことも初めての挑戦だったが「評価されて嬉しい」と話した。
電車の中でイヤホンを付け、スマホなどをいじる男性たち。絵の中心にはこちらを見つめる女子高生がいる―。中西さんは「ラッシュ時の電車の中は、人と物理的には接触しているのに、皆それぞれ自分の世界の中にいる。その場面を切り取った」と説明する。それぞれの人は赤や緑など色や模様を変え、各々が自分の世界に没頭している様子が表現されている。
「幼い頃からお絵描きが好きだった」。美術館などで絵を鑑賞することも好きで「刺激になる」と話す。中学生の時も美術部に所属しており、市や県、全国大会などで入賞経験もある。
週3回の美術部の活動を楽しみに、その他の時間は主に勉学に励んでいるという中西さん。「今は何でも写真ですぐ撮影できるが、そんな時代でも時間をかけて描く絵ではないといけない何かがある気がしている」と絵の魅力を話した。
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