戻る

中区・西区・南区 社会

公開日:2025.09.04

キリンビール
規格外の浜なし「氷結」に
フードロス削減に一助

  • 氷結 mottainai浜なし

  • 平原副市長(左から3人目)を訪問したキリンビールら関係者

 キリンビールから横浜のブランド梨「浜なし」を使用した「キリン 氷結 mottainai(もったいない)浜なし」が、全国のスーパーなどで9月上旬まで期間限定販売されている。

 同商品は、フードロスの削減と果実農家支援を目的に、食感が失われた果実やサイズが小さいなどで廃棄される「規格外の浜なし」を活用。同社発祥の地である横浜の特産物という縁から、昨年5月に初めて販売したところ、当初の販売目標を大幅に上回る約27万ケースを達成。約3万4千個の浜なしのフードロス削減につながったという。

 浜なしは品種問わず、完熟させてから収穫する横浜市内で生産された梨。濃厚な甘みとみずみずしさが特徴だ。担当者は「市場に出回らず、農家直売ですぐに売り切れてしまう『幻の梨』という希少性から若年層を中心に人気を集めた」と話す。今年は浜なしの旬にあわせて販売。売上1本ごとに1円を果実農家へ寄付する取組も行う。

全国にブランド周知

 発売日の8月19日には、関係者が平原敏英副市長を表敬訪問し、商品をPRした。平原副市長は「農家支援や環境にもやさしい取り組み」と評価。JA横浜の関係者らは「横浜には浜ぶどうや柿、ウメもある」と第2弾の商品化に向けアピールした。横浜工場長の藤原義寿さんは「全国の人たちに浜なしのおいしさを知ってもらえたら」と話している。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

中区・西区・南区 ローカルニュースの新着記事

中区・西区・南区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS