さがみはら南区 文化
公開日:2026.02.26
手作業で残す文化財
旧中村家住宅の修繕
国登録有形文化財である旧中村家住宅(磯部)の主屋は昨年10月から3月まで修繕が行われている。
同宅は幕末期に建てられたとされ、全国的にも珍しい洋風に似せた「擬洋風建築」である。
今回対象となっているのは玄関の土間と床の段差の間にある式台。市が2009年に所有して以来、初めての修繕となる。建物は見学可能であるものの、腐食、割れなど欠損箇所が多く一部公開が制限されていたため、防水などの安全上の措置を行うのが目的である。
施工者は社寺建築などの修繕を行う有限会社内田工務店(伊勢原市)。壁は「小舞」と呼ばれる構造で竹を組み、土を塗ってその上から黒漆喰を重ね、ムラをなくして平らにする。株式会社長田左官工業の長田幸司さんは「漆喰塗りは例えるなら紙一枚の厚さがないほどの慎重な作業。凸凹は目視できないので、手作業で感覚をつかんでいく」とコツを語る。
修繕の際、そのまま使えそうな木を使用したり、当時と同じ形態のガラスを探したりと極力、元からあるものを生かしている。現場監督を務める同店の田邊亨さんは「文化財を後世に残す作業は簡単ではない」と話した。
修繕中も見学は可能。休館日は月曜日から水曜日。午前9時30分から午後4時。
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