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中区・西区・南区 社会

公開日:2025.12.25

南区の桜保全団体
市環境活動賞を受賞
木の観察や散策企画

  • 今年3月に行った「お花見ウォーキング」

 大岡川の桜の保全活動などを行う市民団体「南区さくらボランティアの会」(長井進会長)がこのほど、横浜環境活動賞の市民の部で実践賞を受賞した。

 同賞は地域で積極的に環境活動を行う市民や企業を市が表彰するもの。今回は市民の部9者、企業の部5者、児童・生徒・学生の部4者の計18者が受賞した。

 同会のほかに、市民の部で中区太田町に事務所がある公益財団法人よこはまユース、企業の部で西区浅間町の横浜油脂工業株式会社、児童・生徒・学生の部で中区諏訪町の北方小学校がそれぞれ選ばれた。

調査記録を「台帳」に

 同会は南区の花である「さくら」を美しい状態で維持することなどを目的に2006年から活動する「さくらボランティア」による組織。

 現在の会員は30人で大岡川プロムナードの落ち葉掃除や桜の観察などを行っている。木を調査して1本ごとの状況を細かく記録する「桜基本台帳」を作ることに取り組んでいる。毎年3月に行っている川沿いを散策しなから、周辺の歴史を学ぶ「お花見ウォーキング」も高く評価された。

 今回の受賞は同会が応募し、学識経験者などの審査委員会が選考した。同会会員で応募を提案した高橋弘さん=人物風土記で紹介=は「私たちの取り組みを多くの人に知ってもらいたかった。受賞を契機に、多様な主体と連携したい」と喜んだ。長井会長は「受賞は南区役所や南土木事務所の指導や支援を受けながら、協働の取り組みを真摯に進めてきた成果」とし、「協力してくれる方や団体との提携など、新しい企画にも挑戦したい」としている。

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