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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2012.07.26

県ベスト8入りを果たしたドッジボールチームのキャプテンを務める
小山 創也くん
東品濃小学校6年

信頼厚い”お兄ちゃん”



 ○…保土ケ谷や戸塚の小学生で構成されるドッジボールチーム「YokohamaTOPS」(ヨコハマトップス)のキャプテンとして25人のメンバーを率いる。チームは先日、県大会で初のベスト8入りを果たしたばかり。勝利の瞬間の気持ちを「嬉しかった」と素直な言葉で振り返る。



 ○…ドッジボールそのものは広く親しまれているが「遊びでやっていた時と試合とは全然ちがう」と話す。試合は5分間で内野に残った人数を競うもの。守備では、内野全員が二人三脚のように横1列に並び、ボールに合わせて素早く動く。列が少しでも崩れると落球しやすいため、いかに息を合わせるかが大切。「試合中は声出しを頑張っている」と話すとおり、練習場には「いち、に」と元気な掛け声が響く。メンバーの通う学校は別々だが、チームワークは抜群。男女問わず下の名前で呼び合い、練習時間外にも遊びで試合をするのが楽しみだという。



 ○…監督やコーチは保護者が務めるが、子ども達が主体的に動く点がチームの特長。キャプテンを選ぶ際にも「大人は外に出ていて」と声をかけ、子ども達だけで話し合ったのだとか。「多数決で決まっただけ」と照れくさそうに話すが、周囲からは「低学年の子に声をかけたり注意をしたり頑張っている」と信頼も厚い。監督を務めるのが父親、2年生の妹もチームに所属する。練習に集中できない低学年のメンバーに注意をすることもあるが「あんまり強く言うと、監督に『まだ小さい子なんだから』って怒られる」と、お兄さんながらの微笑ましい苦労談を聞かせてくれた。



 ○…以前は水泳も習っていたが「今はドッジボールの方が好き」ときっぱり。「中学生になったらハンドボールがしたい」と夢がふくらむスポーツ少年だ。チームの目標を尋ねると「勝つこと」と一言。ベスト4進出、さらには県代表を目指し、仲間とともに熱い日々を過ごす―。

 

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