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保土ケ谷区 人物風土記

公開日:2013.08.01

保土ケ谷工場事業所防犯連絡協議会の会長を務める
森山 元明さん
上星川在住 56歳

地元愛いかし犯罪防止へ

 ○…工場や事業所の運営者らで構成される「工場事業所防犯連絡協議会」。50人近くの会員が、地域の防犯活動に取り組んでいる。

 〇…6月に就任した新リーダーは現在、上星川で大型スパ施設等を経営。かつては同所で繊維製品の染物を行う捺染工場を運営しており「工場をやっていると地域の皆さんに迷惑をかけることもあるから、その分は恩返ししないと」と話す。その言葉どおり、火災予防協会を始め、地域団体の活動には長年尽力してきた。同協議会にも設立当初から関わってきたが、近年では区内の工場が激減。「以前は防犯活動の経済的下支えという立場だったが、事業者も減り、位置づけを見失いつつある」と課題を挙げる。改善策のひとつとして、就任後にはインターネットを活用したPR活動にも着手。警察と協力し、犯罪情報や日頃の活動などを、こまめに配信しており「防犯の情報や注意を会員に伝え、そこから従業員や家族、顧客に広めていくことで、地域の犯罪防止に役立てられれば」と熱意を見せる。

 〇…生まれも育ちも上星川で、自他ともに認める「保土ケ谷大好き人間」。結婚を機に一度は区外に移り住んでいたが、先ごろ妻や3人の子ども達とともに、再び上星川に居を移した。「会社と自宅が近くなりすぎて、休みの日でもすぐ呼び出されちゃうかもね」と笑いながらも「保土ケ谷は本当に住民同士の仲が良くて、防犯活動なんかも、ひと声で盛り上がるあったかい街」と地元愛を語る。

 〇…仕事や生き方において大切にしてきたのは「20代で美しく、30代で強く、40代で奇才を発揮し、50代で財を成す」との言葉。「奇才を発揮できたかは分からないけど…」と照れくさそうに話しつつも「これからも地域に根ざした活動をしていきたい」と言葉に力を込めた。地元への熱い想いと、経営者としての手腕を活かし、大好きな保土ケ谷の防犯活動に、今後も力を注いでいく。

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